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軟酥(なんそ)の法
体調を整え、不快感を無くすイメージ瞑想療法を紹介します。

江戸時代の臨済宗の僧侶、白隠禅師が73歳の時に書いた「夜船閑話」の中で「軟酥(なんそ)の法」が紹介してあります。
白隠禅師は猛烈な禅修行に励みましたが、いわゆる「禅病」にかかってしまいました。
頭はのぼせ上り、両手両足が冷えて、心は疲れ切って、夜も眠ることができず、幻覚さえ見えるようになってしまいました。

京の山中に棲む白幽という仙人から、養生と病気の予防についての秘法を教えられ、やっと克服することができました。

白隠禅師は、「この方法を何回も根気よく行えば、どんな病気も治せないものはない、その効果が早く現れるか遅いかは行う人の 熱意による」としています。

それでは行ってみましょう。
食事や風呂の直後は避けて下さい。心拍数が上がっているときも避けて下さい。
締め付けるような衣服は避け、室温を調整してちょうど良い状態にして下さい。

以上の条件が整ったら

@仰向けに寝ます。(座ってもかまいません。)軽く目を閉じ、手、足は少し開き気味で自然に置く。全身の力を抜きます。出来 れば柔らかすぎないマットか布団、もしくは椅子で行って下さい。身体中の力を抜き、丹田に意識を置き、腹式呼吸をしましょう 。そして、リラックスして下さい。

A心中のモヤモヤしている雑念をすべて吐き出し、心をからっぽにします。

Bゆっくりと深呼吸をします。身体の中から毒素をはき出し、きれいになっていくイメージをします。

Cあなたの額の上(座っている場合は頭頂部)に柔らかい卵大のバターのような物体が乗っています。それが「なんそ」で、病気を治す妙薬の塊です。

Dその「なんそ」がだんだん溶けて身体の中に染み渡っていきます。

E「なんそ」は頭から首、両肩、両上肢、背骨、胸、肺、肝臓、胃、腸、尾骨、とジワジワと体を通って、足の裏にまで広がってゆきます。

Fゆっくりと身体の中を通っていく「なんそ」の暖かさとかぐわしい香りをイメージします。
体中がぽかぽかと暖かく、すべての臓器の疾病や患部の疼痛が消失していく様子が感じられると思います。

G体中に広がったら、病気によく効く様々な種類の妙薬をお湯で溶かして湯船一杯に入れ、自分の両下肢をその中に漬けていると 観想します。

Hやがて「なんそ」は病気の毒気を全部吸い取って、足の裏から抜けてゆきます。

I「なんそ」が足の裏からすっかり抜けてしまったら、しばらく暖かい心地よさ楽しんで下さい。





   
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